「どした?」
「いや、風邪ひいてめっちゃしんどいからさぁ。移しにきた」
「なるほど。帰れ」
「いやいやいや! ちょ、勘弁してくださいよ! 僕マジムリっす! また家まで車運転するとかホンマムリっす! 勘弁してくださいよ! まじで! マジで助けて!」
「ん〜まあいいか」
なんつうか、本気でヤバかったので、友人のありがたみが骨身にしみました。
「あ、でも俺あと二時間くらいしたら家でるから。辛かったら寝ててもいいけども」
ホント、俺はなんてヒドイことしようとしてたんだろうと反省しまくりです。
ベットも貸してくれるいうてるし、ひえピタもくれたし(でもこれ絶対シップだ)

「じゃあちょっと世間話でもしようか」


一晩明けた今、友人が寝込んでいる件について語ろうと思う。

お、俺は無実じゃけんね!


というわけで、何しにいっとんねん、という自己突っ込みには風邪を移しに行った、とマジレスするとして全ては解決。
心入れ替えたところを見せつけるために一応看病して帰ってきた。
おかゆ食ったら体あったまってきたよ!」つーメールが来たら「ポン酒一杯入ってるからね!」と返したい。加えて「冷蔵庫にちゃんとしたやつ入ってるから」と送ってあげたい。それまでは何も言わない。それが僕のこだわり。

体温40.1度→37.5度。
なんつうか、一回天井見た後これくらいの体温だと、体ダルイなぁ、くらいで済んじゃう気がする。