■

まあ、出さなかった理由は簡単で、明らかに叩かれるであろうことが明白だったから。
これは創作する際のやり方に問題があるんだろうけど、僕はオリジナルを書く際にまずこういった何を言いたいのかわからないような漠然としたイメージを小説形態に変化させる。イメージであるから、話の流れなどは一切ない。この断片としかいえないイメージを小説形態にし、それらを無理のないように繋げる。勿論この作業が一番辛い。あーでもないこーでもないと考えないといけない。元来僕は頭を使う作業が得意ではないのだ。しかも相当高位な怠け者なのですぐに手抜きが発生する。イカンことだとはわかってるんだけど……。駄目な男である。
まあ、これを小説形態にするとどうなるかってのは時が満ちたらここにUPされるかもしれない。多分されないけど。

投下しなかった二つ目の理由も簡単で、レイアウトが気に食わなかったからである。
文字の大きさとか左右の余白とか、自分が書いたり読んだりする際にどうしても気に障るのである。僕レベルの底辺を這う作家でも、やはり自分の作品は気に入っているし、思い入れも強い。なんで、嫌いになってしまいそうなファクターを要した場所に置きたくない。前回参加したこんぺ作品を早々に非公開にしてもらったのもそういう理由からだ。