GSY(ガソリンスタンド横島

GSY!GSY!
GSY!GSY!

元々、白血球かなにかに欠損があって血が止まりにくい体質ではある。花粉症の最もひどかった高校の頃は、起きたらベットが血まみれだった、というのは日常からそう遠くない出来事としてあった。
少々湿り気のある鼻でそのレベルなので、口内となるともうお手上げである。常に鉄の味がする。フロント業務なので溜めておくことも、しばしばうがいをすることもできない。そもそも止血剤が流れてしまうのでうがいはご法度である。仕方なしに飲み込んで仕事をした。
遂に胃にキタ。赤い胃液に懐かしいデジャヴ。
そもそも、胃腸の弱い性質である。断食によるダイエットを試みた時、八箇所というあまりといえばあまりにもな数の穴が空いたこともある。
早くおうちに帰って牛乳と胃薬が飲みたい。
そんなときに限って残業なのである。足は棒のようだ。頭は白く濁っていくのに、僕から出て行くものは赤いのである。なんじゃそりゃ。

GSY!GSY!
GSY!GSY!

そんなとき、この魔法の言葉だけが僕を救ってくれる。
今の僕は、そんなつまらない妄想だけで生きています。

今修羅場っている、先日ぞろ目になった友人にだけでも意味が届けばいいと思う。

誕生日、おめでとう。