尊敬しあってみようか

TELLLL

苺ましまろの5巻めっちゃおもろくなかった?」
「で、出てたん!?」
「おう。67ページとかマジ最高やねんけどっ。何が最高って美羽が――」
「ちょ、だまれ」
ツゥーツゥー(←切れた
僕がすぐネタバレするからでしょうか?

(30分後=僕が彼を馬鹿にしていた時間)
TELLLL
「ホンマ最高やな! 美羽おいしすぎ!」
ツゥーツゥー(←切った
シャカシャカシャカ(←自転車
ブロロロローー(←本屋遠い

しかし見つからない苺ましまろ
店員に聞いても見つからない。1〜4はあるのに。
そして明るみになる事実。
僕は怒り狂いました

(1時間後)
TELLLL
「出てn」
「出てないやんけぶっ*すぞ! 本屋に行った時間と笑う準備してた俺の気持ち返せボケ!」
この瞬間、僕は彼のことを限界ギリギリまで深く理解していたと思います。
彼の罵倒を聞きながら、ふたりの友情が深まっていくのを感じていました。

人間でよかった!









「もう死ねお前! 腹斬って俺に詫びながら死ね!」
「それはこっちの台詞じゃ! こっちはお前より30分も多く浪費してんねんぞ!」

相互理解って難しいね、って話