お別れのキスのことばかり考えていた

 なんというか、順位が気に食わないのである。10点つけた僕がいうのもなんだけど、上にいすぎなんじゃないかと思う。だって、これあれじゃないですか。だ、ダークじゃないですか(きゃっ
 読めばわかるけど。
 
 祐一と舞が再会しなかった場合というのがリアルに書かれてる。祐一は舞のことを忘れているから、佐祐理の親友以外の何物でもなく、けれど事故は起こっていて佐祐理はそのときに悪い方へと固着してしまっていて、そこには救いなんかない。祐一の流麗な語り口調に騙されるけど、こんな冷たいダーク読んだことないですよ。傑作。でもそれと同じくらいまじ鬼畜ですよ作者さん。というか最中さん。

 これ読んで僕と最中さんの差は、文章力と腕と知識と冷たさだと確認した。

 悔しい…でもっ……ビクビク