ガングレ


見返してみて、やっぱ好きなんだと思う。
話が一貫していてキャラが魅力的ってのは、わかりやすさと濃度を高めることにおいて結構重要なんじゃねぇかと思う。象徴的だったのが、ハリーが助手席に妻を乗せてるシーン。
彼らは子供のまま大人になっちまったんだろうなあ。
と思わせるのにぶっちでよかった。
人が死ぬってことを飽きるほど体験してるハリーでも、そうすることでまだ生きてる、生き返る、自分のときだけは。子供のようにそう思ってんじゃねぇかなあ、と。
ブランドンなんてもろにそうだし。ラストの自由に――のくだりは悲しい。悔しいくらいに。
文治だけはひとりだけ大人になっちまった感じ。すげぇ好き。大人になるってのは、諦めることに意味をみつけること。だとかそういう事はいいたくないけど、ブランドンとハリーの対比としてはこれ以上ない絶妙の立ち位置だった。これ以上に上手く文治を使えるシチュ思いつかない。やっぱ軸はあの二人なわけで。

うひょー寝ずにバイトだ。たまらん。